ニューロオリキュロセラピー
•ニューロオリキュロセラピーとは
ニューロオリキュロセラピーは、1956年にフランス人医師Dr.Paul Nogierによって始まりました。ニューロオリキュロセラピーは鍼と似たような印象を受けますが、鍼とは理論も方法も異なる別の手法です。
今日このニューロオリキュロセラピーは北米、南米、ヨーロッパ等で広く普及していて多くの人の助けになっています。
さて、耳の構造の中で外側に出ている部分を耳介といいますが、耳介には肉体的・直観的な分野に関係する多くの神経支配が存在しており、進化の痕跡ともいわれています。
耳介には4つの脳神経と3つの頚神経の終末があり、300個以上の神経の反射ポイントがあります。
また、神経には固有の周波数があり、その周波数は神経が体内での情報を伝達するために重要な役割を果たしています。この周波数がストレスなどが原因となって乱れてくると、神経の伝達がうまくいかなくなり、心身に不調があらわれます。この乱れた周波数を整えることで、神経の働きが改善し、脳の関連部位に伝えられて身体に良い影響を与えることができるのです。
神経の周波数が正しく整えられていることは、体の健康を維持するためにもとても大切なことです。
乱れた神経の周波数を、長さ17センチに満たない”スティムプラス”という機器で微弱な電流を流して整える手法が、ニューロオリキュロセラピーです。
WHOはニューロオリキュロセラピーを350種の症状に対して、診断と施術ができると認定しています。
ただし、ペースメーカーご使用の方への施術できません。
●依存症・学習障害・強迫性障害などの問題を後押し
近年の研究で、学習障害は脳機能の働きの違いであることが解ってきています。
さらに、依存症・発達障害・強迫性障害は、それぞれ発現の仕方は違うけれど、「報酬欠陥症候群」と呼ばれる症状であることも解ってきています。
これらの障害を持つ人々にドーパミンD2受容体の対立遺伝子の違いが発見され、この遺伝子の違いが、依存症・発達障害・強迫性障害に関わっているという報告がされています。
残念なことに、日本ではこの「報酬欠陥症候群」という考えがまだまだ浸透していないため、薬物療法などの治療に偏りがちですが、このドーパミンD2受容体の対立遺伝子の違いは依存症にも関係しているため、薬物依存になる心配が考えられます。
ニューロオリキュロセラピーは耳に行う微弱電流の刺激なので、副作用がなく安心です。
●精神的問題を後押し
脳の中では神経伝達物質であるセロトニン、アドレナリン、ドーパミンなどの化学物質が働いていて、これらの神経伝達物質がきちんと働いていることで、健康な状態や気分の良い状態になることができます。
精神的な問題のある人は、これらの働きに何らかの問題があるといえます。
神経の周波数を整えるということは、脳の周波数を整えるともいえます。
脳の周波数が整うと、神経伝達物質の働きも良くなるので、精神的にも安定した良い状態を得ることができるようになるのです。
●やめたいを後押し
父が亡くなって16年経ちます。
私の父にはアルコール依存がありました。
若いころはヒロポン(当時は合法)もやっていた、と聞いたことがあります。
お酒に酔って暴れる父が、恐くて嫌で嫌で堪らなかった。
なんて弱い人だろうと思っていました。
整体の仕事を始めて、ニューロオリキュロセラピーを知り、父がこの施術を受けていたら死ぬ前に和解できたかな・・・と今でも考えます。
残念ながら間に合わなかったけれど・・・
依存が家族に与える影響は決して小さくありません。
あの1本のタバコに含まれる膨大な化学物質の事を冷静に考えてみたら、子どものいる部屋で、妊婦さんのいる部屋で、喫う事がどんなに危ないか想像できると思います。
アルコールがやめられずに、生活が乱れていく、そこに子どもがいたら・・・
やめたいけどやめられない。
タバコであったり、お酒やギャンブル、薬、セックス、過食など色々あります。
普通であれば適度にすませることができる、止めようと思えば止められる・・はずなのに止められない。
このような何かに依存して抜け出せないを状態をアディクションと言います。
「やめられない」のはドーパミンの受容体に原因があるため、一度でも依存するものに手を伸ばすと簡単にはやめられなくなるのです。
ニューロオリキュロセラピーは耳に行う微弱電流の刺激なので、副作用がなく安心です。
ただし、ペースメーカーご使用の方への施術できません。