外反母趾の種類




『外反母趾とは』



 



A と A’ の角度が15度以上あると外反母趾といいます。

 

 

 

 

過労性構造体医学(笠原巌先生著・医道の日本社)より抜粋

 

外反母趾は主に以下のものがあります。

 

 

1.指が曲がる

  『靭帯性外反母趾』

 

 足裏の刺激が不足して足の親指の力が弱くなり

 足の横アーチを作っている筋肉が緩んで

 足の親指が小指の方に少しずつ曲がってきます。

 曲がるときに痛むことが多いのですが、痛みがあったり痛みが少しだけの場合もあります。

 気が付いていても痛みが無くなってくると「もう大丈夫」と安心して、ほおっておく場合がとても多いのです。

 長い間そのままにしておいて、ある日気が付くと凄い角度で曲がっていたり、足の別の場所が痛んだりします。

 ◎足の指をよ~く動かして日頃からケアをしてくださいね。

 



2.骨が出っ張る 

  『仮骨性外反母趾』

 

 

 靴が大きくて靴のつま先の上を指でひっかけて歩いたり

 ハイヒールやパンプスを履いている時に靴が脱げないようにつま先の上を指でひっかけて歩いたり

 靴が脱げないように指を縮ませて靴を掴んで歩くことを続けたり>

 足の親指の付け根を地面に打ち付けすぎたり

 などで足の親指の骨が出っ張ってきます。

 骨が出っ張るときに痛みます。

 

 ◎そうなる前に、足に合った靴を履く、靴の踵がひどく減ってしまう前に踵を取り換える

   足の指をよ~く動かすなどして、日頃からケアをしてくださいね。

   ※ハイヒールは靴の踵の高さで、その高さが7㎝以上の靴

    ※パンプスは靴の種類で、足の甲が大きく開いていてつま先と踵は包まれている靴

 

 

3.指の曲がりと骨の出っ張る 

  『混合性外反母趾』


   上の1.『靭帯性外反母趾』と『仮骨性外反母趾』が混ざり合った外反母趾です。

   やはり変形が進行しているときに痛みます。

   ◎これも日頃から足の指をよ~く動かしたりしてケアしてくださいね。

 


4.遺伝的要素を含む 

  『ハンマートゥ性外反母趾』


   指上げ足で生まれつき指が長い

   指がハンマーのように縮こまっている

   指が上を向きすぎている

   窮屈な靴を履くことでも指が縮こまってきます。

   これらには遺伝的要素も含まれます。

 

   ◎痛んだら早めのケアが必要ですが、痛む前から指をよ~く動かしてあげるなど日頃からのケアをしてくださいね。

 

5.リウマチやへバーデン結節からの 

  『病変性外反母趾』


   リウマチやへバーデン結節

   事故やケガが加わって著しい変形や脱臼を伴っているもの

   痺れや痛みがあるときは、早めのケアで変形を最小限に食い止めることが大切です。

 

   ◎事故やけがなどの時にはしっかり対応できる先生にかかることも大切です。

    日頃からテーピング機能のあるカサハラ式3本指ソックスを履いてケアをしてくださいね。

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